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ホンダが「充電待ち」の無い「新型EV」を実車公開！「画期的なシステム」搭載の「商用バン」！ 丸目がレトロな「MEV-VAN」登場

ホンダの新型EV「MEV-VAN Concept」の登場

MEV-VAN Conceptとは？

2024年5月16日、ホンダは本社ビル1階のショールーム「ホンダ ウェルカムプラザ青山」で、新型の軽商用バンのコンセプトカー「MEV-VAN Concept」を展示しました。

このMEV-VAN Conceptは、軽商用バン「N-VAN」をベースに開発された電気自動車（EV）です。ホンダが開発した着脱式バッテリー「Mobile Power Pack e:（MPP）」を使用している点が大きな特徴です。

着脱式バッテリー「Mobile Power Pack e: (MPP)」の特徴

MPPは、ホンダが様々な電動モビリティや機器の動力源として開発したモバイル型のリチウムイオンバッテリーです。1個につき1.3kWh以上の大容量電力を貯蔵することが可能で、すでに同社のビジネスバイク「BENLY e:」や「GYRO e:」などにも採用されています。

MEV-VAN Conceptでは、エンジンを下ろしたスペースにモーターを搭載し、元々燃料タンクがあった床下部分にMPPを8個格納可能です。これにより、充電待ちを避けることができる画期的なシステムが実現されています。

MEV-VAN Conceptの性能と仕様

MEV-VAN Conceptの航続可能距離は、8個のMPPを満充電した状態で75kmです。ドライブユニットの最高出力は14kW、最高速度は70km/h、最大積載量は250kgです。

8個のMPPを充電するには約5時間が必要です。このクルマを用いて、ホンダはヤマト運輸株式会社の協力のもと、集配業務における実証実験を2023年11月から開始しています。

ホンダのカーボンニュートラルへの取り組み

2050年カーボンニュートラル目標

ホンダは、2050年までに全ての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラル化を実現することを目指しています。この目標に向けた取り組みの一環として、MPPを用いた電動モビリティの拡充と再エネ電力の利用拡大を進めています。

電動モビリティの拡充と再エネ電力の利用

ホンダは、MPPを用いた電動モビリティの拡充を通じて、カーボンニュートラルの実現を目指しています。MPPは、様々な電動モビリティや機器に利用できるため、広範な用途での活用が期待されています。

また、再エネ電力の利用拡大も重要な要素です。再生可能エネルギーを利用することで、環境負荷を低減し、持続可能な社会の実現に貢献します。

ヤマト運輸との実証実験

ホンダは、ヤマト運輸株式会社と協力し、MEV-VAN Conceptを用いた集配業務の実証実験を2023年11月から開始しています。この実証実験では、MPPを活用した効率的な運用方法や、実際の業務における性能評価が行われます。

このような実証実験を通じて、ホンダは実際の業務環境での課題を洗い出し、今後の製品開発に反映させることを目指しています。

ホンダ ウェルカムプラザ青山の特別展示

「Honda SMART ENERGY展」の概要

ホンダ ウェルカムプラザ青山では、2024年5月16日から22日まで、特別展示「Honda SMART ENERGY展」が開催されます。この展示では、ホンダの最新のエネルギー技術や電動モビリティが紹介されます。

展示される他のEVモデル

今回紹介したMEV-VAN Conceptと同じく、着脱式バッテリーMPPを採用している超小型四輪EV「CI-MEV」や、水素燃料電池自動車の「CR-V e: FCEV」なども展示されます。

これらのモデルは、ホンダのカーボンニュートラルへの取り組みを象徴するものであり、未来のモビリティの可能性を感じさせるものです。

展示期間と見どころ

「Honda SMART ENERGY展」は、2024年5月16日から22日までの期間限定で開催されます。この期間中、ホンダの最新技術や未来のモビリティに触れることができる貴重な機会です。

特に、MEV-VAN ConceptやCI-MEV、CR-V e: FCEVなどの実車展示は、訪れる人々にとって大きな見どころとなるでしょう。これらの展示を通じて、ホンダの先進的な取り組みや技術の進化を実感することができます。

今回の展示は、ホンダのカーボンニュートラルへの取り組みを広く知ってもらうための重要なイベントです。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。