ホーム三菱ふそうの自動運転ごみ収集車、実用化の壁とは?

三菱ふそうの自動運転ごみ収集車、実用化の壁とは?

2025/02/22

こんにちは!MOOVマガジン編集部です。
本日はこちらのニュースを論説したいと思います!
課題だらけ? 自動運転の「ごみ収集車」導入が全然進まない根本理由

自動運転技術の現状と可能性

自動運転技術の進化とその実用化分野

自動運転技術は、近年急速に進化を遂げています。特に都市部での交通渋滞の緩和や、労働力不足の解消を目的として、多くの企業がこの技術の実用化に向けた取り組みを進めています。

自動運転技術の実用化が期待される分野の一つが、ごみ収集車です。ごみ収集作業は、単調でありながらも体力を要する作業であり、労働力不足が深刻化する中で、自動化による効率化が求められています。

三菱ふそうトラック・バスの取り組み: eCanter SensorCollect

三菱ふそうトラック・バスは、環境省が実施する電気自動車(EV)ごみ収集車を活用したCO2削減効果の検証事業に参画しています。2023年には川崎市で実証実験を行い、事前に設定した収集ルートを自動追尾するシステムを用いて、収集作業の効率化や作業員への負担軽減効果を検証しました。

使用されたコンセプト車両「eCanter SensorCollect」には、車両前後に設置されたカメラセンサーが搭載されており、運転席から降りた人をドライバーとして自動認識し、その後を車両が自動で追尾する機能を備えています。また、ワイヤレスによる遠隔操作も可能で、ドライバーの乗降回数を大幅に削減することが期待されています。

自動運転ごみ収集車の課題

コストの壁: 高額なEV車と自動運転システム

自動運転ごみ収集車の実用化には、いくつかの課題があります。その一つがコストの高さです。従来の小型ごみ収集車は新車で400~600万円程度ですが、EV車になると1700~1900万円と大幅に高額になります。

さらに、自動運転システムを追加すればコストはさらに跳ね上がり、自治体にとって導入のハードルが非常に高くなります。このため、コスト面での課題を解決することが、実用化に向けた大きなステップとなります。

安全性の懸念: 複雑な作業環境への対応

自動運転ごみ収集車の実用化において、安全性への懸念も大きな課題です。決まったルートを走行するとしても、ごみ収集作業には複雑で予測不可能な状況が多く存在します。

住宅街の狭い道路では、障害物を回避しながら作業者の動き、自転車、歩行者を正確に区別し、安全を確保しつつ追従する必要があります。こうした条件を考えると、自動運転の技術的ハードルは非常に高いといえるでしょう。

技術的ハードル: センサーの認識性能と悪条件下での対応

自動運転技術の実用化には、センサーの認識性能と悪条件下での対応が重要です。三菱ふそうも、実際の利用シーンを想定しながら、さまざまなシーンでセンサーが正確に検知できること、十分な認識性能の確保を課題として挙げています。

また、夜間や降雪・積雪時などの悪条件下においても対応可能なセンサーの選定が必要です。これらの技術的ハードルをクリアすることが、実用化への鍵となります。

自動運転ごみ収集車の未来

早期実現のメリット: 作業効率化と人件費削減

自動運転ごみ収集車が早期に実現すれば、作業効率化や人件費削減といったメリットが得られます。特に、労働力不足が深刻化する中で、自動化による効率化は重要な課題です。

自動運転技術が実用化されれば、作業員の負担軽減やCO2削減といった環境面での効果も期待されます。これにより、持続可能な社会の実現に向けた一歩となるでしょう。

安全性と実用化のバランス

しかし、安全性を軽視して導入を急ぐわけにはいきません。自動運転技術の実用化には、安全性と実用化のバランスを取ることが重要です。

自治体や企業は、技術的な課題を克服しつつ、安全性を確保するための取り組みを進める必要があります。これにより、自動運転ごみ収集車の実用化が現実のものとなり、私たちの生活をより豊かにすることが期待されます。

最新記事

page top