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BYD、日本専用中型EVバス「J7」発表とEVトラック参入計画

2025/01/30

こんにちは!MOOVマガジン編集部です。
本日はこちらのニュースを論説したいと思います!
BYDが日本専用の中型EVバス「J7」の年内納車を発表! そして次に日本で狙う市場はEVトラックだった

BYDの日本市場における新たな展開

中型EVバス「J7」の発表とその特徴

BYDジャパンは、2025年の事業方針発表会で、日本市場向けに開発された中型EVバス「J7」を初めて公開しました。この新型バスは、年内に納車が開始される予定です。

「J7」は、全長8.99m、全幅2.3m、全高3.25mというサイズで、日本の中型路線バス市場にぴったりと合う設計です。特に、車幅2.3mという寸法は、日本の道路事情に適応したものとなっています。

また、駆動用バッテリーには、BYDの特徴であるリン酸鉄リチウムイオンバッテリー「ブレードバッテリー」が採用されています。このバッテリーは、天井部分と後部に192.5kWhの容量を効率よく配置し、フルフラットな床面を実現しています。

日本市場におけるEVバスのラインアップ完成

今回の「J7」の登場により、BYDの日本市場向けEVバスのラインアップは、小型の「J6」、大型の「K8」、そして中型の「J7」と、大中小の3種類が揃いました。

特に「J6」は、日本市場のニーズに応じて設計された専用モデルであり、BYDの日本市場への深い理解と適応力を示しています。このように、各サイズのバスを提供することで、さまざまなニーズに応えることが可能となりました。

EVトラック市場への新規参入計画

BYDは、EVバス市場での成功を受けて、今後は日本のEVトラック市場にも参入する計画を発表しました。2026年以降に販売を開始し、順次ビジネス展開を進める予定です。

この新たな展開により、BYDはEVバスとEVトラックの両輪で、商用EV車両の販売を強化し、日本の公共交通および物流分野での電動化を推進する意向を示しています。

BYDの商用車部門の戦略とサポート体制

日本全国におけるサービス拠点とサポート体制

BYDの商用車部門は、日本全国に6つの事業所を設け、主にサービス関連のサポート業務を行っています。これにより、運行事業者は安心してBYDのEVバスを使用することができます。

また、これらの拠点は、EVバスの導入を検討する企業にとっても、重要なサポート拠点となっています。全国に広がるサービスネットワークは、BYDの信頼性を高める要因の一つです。

24時間365日対応のロードサービスの開始

2024年からは、緊急時の対応として、24時間365日対応のロードサービス「BYD(EV)バス サービスコール」と「BYD(EV)バスロードサポート」が運用を開始しました。

このサービスにより、運行中のトラブルに迅速に対応できる体制が整い、運行事業者にとっての安心感がさらに向上しました。常にサポートが受けられるという安心感は、BYDのEVバスを選ぶ大きな理由の一つとなるでしょう。

EVバス市場でのシェアと今後の展望

BYDは、日本のEVバス市場において、7割強のシェアを獲得しています。この成功は、BYDの技術力と市場への適応力を示すものです。

今後、EVトラック市場でもこの実績を活かし、シェアを拡大していくことが期待されます。BYDの動向は、日本の商用EV市場において注目されるポイントとなるでしょう。

このように、BYDの日本市場における新たな展開は、公共交通や物流の電動化を推進し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献するものです。私たちのカーライフにも、こうした動きがどのように影響を与えるのか、今後も注目していきたいですね。

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